Manner-BOワインとチーズを楽しむ会　　米国編1７
　　

　　 　 Kongsgaard　ワイン会のご案内　　

　　　 2008年１月２３日（水曜日）１９時～　
　　　　　　　　　　　　　会費　２０．０００円　　　　　　　　　　　　　

ジョン・コングスガードはナパに5代続く農家に生まれました．ジョンが高校生だった時代のナパにはワイナリがまだ18軒しかなく、ジョンは音楽家となることを夢見てコロラド大学へ進みます、チェンバロの演奏を学び大学教授となることを夢見ますが、大学を卒業する頃にはナパのワイナリは100軒を超えるまでに増え、ワインブームが始まっていました．
ジョンは1年を掛けてヨーロッパを回り、音楽とその土地土地のワインを経験して回ります．その結果、彼はワインメーカとなる決意をし、U.C.Davis醸造学科の修士課程まで進みました．

U.C.Davis卒業後、Newtonに就職．実家で祖父が造る葡萄を持ち込み、ニュートン・シャルドネを担当します．1988年には米国で初めてのアンフィルター・ワインを造るなど、ジョンの腕によりニュートンは今や押しも押されぬスーパースターになりました．

ニュートンで十分な技術と知識を身につけた彼は、いよいよ1996年、自身のブランドとしてKongsgaardを発表．ファーストビンテージにしていきなりスペクテイター96ポイント、パーカー92ポイントという格の違いを見せ付けるデビューを飾ります．ワインスペクテイター誌は星の数ほどあるワイナリーの中からトップ25の五つ星ワイナリーに認定、パーカーからもシャルドネの★★★★★生産者に選ばれ、現在ではMarcassinそしてKistlerとともに、カリフォルニア3大シャルドネのひとつとしてその名を世界に轟かせています．

とりわけジョンの父親が1959年～1985年までナパ・カウンティの裁判官だったことにちなんで名づけられたThe Judgeは、“完璧な状態”を目指して栽培された葡萄樹から、1エーカーにつきわずか0.75トン、判りやすく言えば1本の葡萄の樹から1/2ボトルしか生産されない採算性を度外視した類稀なシャルドネであり、2003年ヴィンテージがパーカー99points（DRCモンラッシェ'03 97points）を得て、100pointsに一番近いシャルドネと高い評価を得ています．
（補　ハーランエステートでさえ1エーカーあたり2トンの収穫量．大量生産を誇るワイナリーの収穫量は1エーカーにつき16トンとも言われています）

高い評価を得ているKongsgaardのワインですが、生産量が少ないため入手が難しいワインの一つです．特にThe Judgeについては、昨年までシャルドネを1ケース買ってようやく1本購入できるほどの希少なワインであり、市場にほとんどでることのないSyrah、Cabernet Souvingnonと合わせて飲める機会はまずないと言って良いほどでしょう．今回の機会に是非Kongsgaardのワインをお試し下さい．
今回は、ジョンがクリスティーズで活躍していた有名なオークショナー、フリッツ・ハットンと共同経営するブランドAriettaと合わせてジョンのワインを堪能するラインアップとなっています．

　～ワインリスト～
泡　（未定）
2006 Arietta On The White Keys (Sauvignon Blanc, Semillon)
2005 Kongsgaard Chardonnay
2005 Kongsgaard The Judge Chardonnay
2006 Kongsgaard VioRous (Viognier, Roussanne)
2000 Arietta Red Wine (Merlot, Cabernet Franc )
2005 Kongsgaard Syrah
2005 Kongsgaard Cabernet Sauvignon

なお、ワインコーディネートは今回のワイン入手にご尽力くださいました海老原卓也氏が
今回の特別な料理は恵比寿の「ビストロのみの市」占部大介氏　がご担当くださいます。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　＝　記　＝

　　　
　　　　　日　時：　2008年1月23日（水）　19時～　
　　　　　　参加費：　20,000円　　　
　　　　　　場　所：　学習サロン　‘Manner-BO’　
　　　　　　　　　目黒区三田１－５－６　レミントンハウス８０２
　　　　　　　　http://www.manner-bo.com/
　　　　　　定　員：　参加者　　10名さま