Salon Manner－BO　ワインとチーズのマリアージュ　欧州篇　第10回
夏に楽しむボルドーと、現地発最新情報
試飲会　＆　ワイナリー訪問見学　レポート
Le Week-end Des Grands Amateurs par Union des Grands Crus de Bordeaux

フランス南西部のボルドーは、フランスA.O.Cワインの約四分の一を産出し、「世界一の良質ワインの最大生産地（日本ソムリエ協会教本）」と言われます。ボルドー各地のグランクリュ（特級）を始めとする高級ワインは歴史的に高い格付けと評価、ゆるぎない人気を誇り、ブルゴーニュが「ワインの王」なら、ボルドーは「女王」と呼ばれ、ともに世界中のワイン生産者が目指す目標とされてきました。近年はニューワールドの台頭もあり、フランスワイン全体は売り上げが伸び悩む中、プレミアムワインの人気はさらに過熱気味で輸出も増加を続けています。特に、2005年は超優良年であることと、中国やロシアなどの新興経済大国での人気が高まったことで、ボルドーの代表的ワインのプリムール価格は通常の２倍から4倍程度の値段に高騰しました。円安ユーロ高という要因もあり、日本国内での価格もさらに上昇を続けています。

Salon Manner-BOのワイン会、欧州篇第10回は、このボルドーの特級・一級ワインに焦点をあて、その動向や、一部の生産者達に関して掘り下げた内容です。

今年の5月、Union des Grands Crus de Bordeaux(ボルドーの特級ワイン生産者組合)が主催し、100以上のシャトーが参加して、愛好家向けの試飲会やシャトーでの食事会などを行うというイベントがあり、世界中から参加者が多数集まりました。フランスワイン担当講師の原雄美子もこれに参加し、数箇所のシャトー訪問や、生産者たちとの懇談により、様々な最新情報を入手。この機会に皆様にいち早くその報告とともに、好評だったワインの数々を中心に楽しんでいただこうという企画です。また、日本でも話題の、葡萄を使った「ヴィノテラピー」で有名なスパ＆ホテル、「コーダリー」のご紹介や、これから出荷される2007年物の各ワインのフランスでの評価などもお伝えします。

ボルドーでは赤が9割と圧倒的に多く生産されますが、今回は季節を考慮し、比較的軽めのラインナップです。スパークリングに始まり、すっきり系の白、ムートンが手がける芳醇な白、人気のカロンセギュールが作るロゼという、通常は馴染みが薄い赤以外のボルドーをあえて揃えました。さらに、赤は芳醇ながらも重すぎず、比較的タンニンは控えめでエレガントな味わいの、「夏でもおいしい」プレミアムワイン中心のセレクションです。最後は勿論、世界の甘口デザートワインの最高峰、ソーテルヌで。いつもの「お勉強会」よりもリラックスした雰囲気で、チーズやお料理と共にお楽しみください。

ボルドーワイン愛好家は勿論、普段はブルゴーニュ派、他のヨーロッパワイン派、ニューワールド派、そして日本の国産ワイン愛好家の方々も、世界から注目され続けるボルドーの銘醸ワインを、ホットな話題と共に、あらためて味わってみませんか。

―　記　―

　　　　　 日時：　 ２００８年７月10日（木）　１９：００～２２：００
　　　　　 参加費：　 10,000円　
定員： 限定1３名様　（お申し込み先着順）
　　　　　 場所：　　 学習サロン　‘Manner-BO’（恵比寿ガーデンプレイス近く）　
　　　　　　　 目黒区三田１－５－６　レミントンハウス８０２
ご連絡先： 090-5780-1592　(大竹携帯)/　　03-3449-2796　(TEL/FAX)/
n.ootake@nifty.ne.jp　（メール）

学習サロン　Ｍａｎｎｅｒ－ＢＯへのアクセス
地図：　http://www.manner-bo.com/access/
ワインコーディネーター：　原雄美子 （Salon Manner-BO　フランスワイン担当講師）

＜試飲ワイン予定＞
１．クレマン・ド・ボルドー　N/V　（Lisennes）　　Bordeaux　　発泡白　セミヨン主体
２．ボルドー・ブラン　2005　（Michel Lynch）　　Bordeaux　　白　セミヨン/ソーヴィニオン・ブラン
３．エール・ダルジャン　2004（Chateau Mouton Rotschild）　Pauillac白　セミヨン/ソーヴィニオン・ブラン
4. ロゼ・ド・カロン2005　（Chateau Caron Segur）St.Esteph　ロゼ　カベルネ・ソーヴィニオン/メルロ-
5.　ペレンネ　2004　（Bernard Magrez）　Premieres Cotes de Blaye　メルロー主体　赤
6．シャトー・スミス・オー・ラフィット　2003　（Chateau Smith－Haut-Lafitte）　Graveカベルネ主体　赤
7.　シャトー・ボー・セジュール・ベコー2000　又はシャトー・トロロン・モンド　1998
　　（Chateau Beau Sejour Becot　or Chateau Troplong Mondot） Saint Emillion 　
　　　メルロー/カベルネフラン/カベルネソーヴィニオン　　赤
8．シャトー・ギロー2003　（Chateau Guiraud） Sauterne 　セミヨン主体　貴腐甘口白

＊これらは予定ですが、都合により若干の変更の可能性もございますこと、ご了承ください。
ボルドーでも、傑出した生産者とヴィンテージを中心に厳選したワインの数々と、チーズやお料理とのマリアージュをどうぞお楽しみに！

備考：
＊ 当日はテイスティング用のワイングラス（一人４本）をご用意いたしますが、ご自分でお好きなグラスを持参される方も歓迎です。なお、その場合は恐れ入りますが、使用後はそのままお持ち帰りになり、各自で洗浄をお願い致します。
＊ この会は、ボルドー委員会の協力を得ています。このため、参加者の皆様には、委員会へ提出用のアンケート用紙への記入や写真撮影など、なにとぞご協力をお願いいたします。